代表理事
1967年沖縄県生まれ。大学卒業後、22年間保険会社でマネジメント職として働いた後、2013年沖縄では民間初となるうつ病の社会復帰支援事業(リワーク)を展開する株式会社BowLを設立。2016年には同社にてEAP事業を立ち上げ、企業や官公庁向けにメンタルヘルス研修や高ストレス組織の活性化支援など予防支援にも力を入れる。一人一人が自分らしく生き、リーダーシップが発揮できる個人と組織構造の変容を目指し、メンタル不調に陥らない社会作りへ精力を注いでいる。
受容する優しさがあふれる社会へ
BowLは、うつ病やメンタル不調で苦しむ方々の
受け皿-BowL-でありたいという思いから始まりました。
BowLに通っておられる研修生の方々が
スタッフと共に日々取り組んでいるのは
本来持つ人間らしさを取り戻す営みです。
人間らしさを取り戻すことは、
ありのままの自分を受容することです。
だからBowLでは、うつ病という「部分」に注目して治そうとするのではなく、
うつ病とともにある、その人「全体」に目を向けます。
ありのままの自分を受容することは、自分だけでは難しい。
ところがそこに、1人でも受け取ってくれる他者がいたら、
自分を受容し、次は自分が誰かを受け取ることができます。
BowLは、どんな時でも、その1人でいます。
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BowLを卒業していく研修生の皆さまは、
自身のうつ病という厳しい現実をも受け取ることを経験した人です。
人間がもともと持っている、共感して受容する力。
BowLでの研修を通して、そうした力を呼び起こしたかたがたが
社会に浸透していくことで、この社会はもっと優しくなると私たちは信じています。
いつの日かこの社会が、人と人がお互いに受け取りあえる、
温もりのある社会になるように。
うつ病の克服や復職というゴールの先にある、
受容する優しさがあふれる社会へとともに歩む仲間が、
今日もBowLに集っています。