CASE 04
仕事も家事も完璧を目指し、
キャパオーバーになった
(30代/女性/看護師)
何事も完璧にしないと気が済まない性格で、仕事も家事も100%の力を出し切っていました。休む暇がなく、気づいたら1日中飲まず食わず、お手洗いに行くタイミングも掴めないほど常に動いていました。体重はどんどん減り、仕事に行くとなぜか涙がとまらなくて、先輩に帰宅を促されたこともあります。通い始めた心療内科で、BowLを紹介されました。
ちょうど良い手抜きの方法を学ぶ
まずは体を整えるための食事について学びました。もともと料理が苦手で、夕食づくりに2時間かけることもあったのですが、栄養の知識を学び、実践できる簡単レシピを習いました。そして、仕事と家庭に対する自身の価値観に向き合いました。他の参加者の話を聞くなかで、完璧にこだわることで自分自身がハードルをあげていたこと、また少しくらいできなくても何とかなることを徐々に受け入れていきました。どんな日々を過ごしていきたいのか自分の考えを整理できたことで、家族面談の際にも夫と前向きに話し合えるようになりました。
現状にあった環境で働くため、転職を決意
職場復帰を検討するためにBowLのスタッフと職場の方との面談をしました。そのときに転職を決意しました。独身の頃とは違い、子どもや夫がいる。働き方を変えないとこれからも無理をし続けてしまうだろうと思ったからです。総合病院で看護師として働いていましたが、夜間勤務のない地域のクリニックへ転職することにしました。その後もサポートプログラムを活用し、頑張りすぎていないか確かめました。転職に不安はありましたが、今となっては良い決断ができたと思います。